【読書感想文:ネタバレあり】海底二万里  作:ジュール・ヴェルヌ

ネモ船長ってクールでカッコいいのかなと勝手に思ってたけど、結構くせの強い人だった。
個人評価:4.5/5


 ディズニーシーにあるアトラクションの原作。ひょんな事から潜水艦ノーチラス号の船長のネモ船長と、海底の旅をする事になった海洋学者と助手の話。作中の潜水艦の航路を実際の地理と照らし合わせて読むと、一緒に旅をしている気分になって楽しめる。

 ネモ船長ってクールでカッコいいのかなと勝手に思ってたけど、結構くせの強い人。過去に何かあったみたいで、自分の潜水艦の近くにある種の船が通りかかると我を忘れて攻撃的になってしまう。(結局その過去にはこの作品では触れられず、続編の「神秘の島」にて語られる。)

 あと海底二万里って海底の深さ二万里の所を旅する深海の話なのかと思ってたけど、海底を旅する距離が二万里だよってことだった。当たり前か・・・。

 それにしても海底の描写がリアルで本当に海底にいる気分になる。南極の氷の下に閉じ込められたシーンは息苦しさを感じたほどだった。

 

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2019.6.5読了

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海洋生物のうんちくが若干多すぎる・・・。