読書感想文
個人評価:4.5/5 私はイギリス文学の背景や世界観が好きなので、前からイギリス文学で有名なこの作品に興味があった。しかし内容がヒースクリフという男の二世代に渡る復讐劇と聞いていたので、暗くて重い話だろうと、読むのに躊躇していた。だが、コロ…
やはり小説は紙の本の状態の方が私には合っているなあと感じた。 個人評価:3.5/5 この作品は、自殺しようと自殺の名所に行った大学生が、そこで幽霊の女性に出会い、幽霊が成仏するためのある計画を手伝うことになるストーリーである。 ストーリー自体…
現実には人魚が助けてくれる訳ではないので、避難は早めにしましょう! 個人評価:4.5/5 この作品は、道でたまたま出会った脱水症状でふらふらになっていた女の子を助けたことから始まったファンタジーな設定の物語である。 この女の子は実は未来から来…
全編にわたって雰囲気がとてもあたたかいが、読む時期が今ではなかったと感じた。 個人評価:5/5 この作者の小説は何作かすでに読んでいるのだが、どの作品も雰囲気があたたかくてとても好きである。この作品も例外なく全編にわたって雰囲気がとてもあた…
「本は見た目が大事です!!」と大きな声で言いたい。 個人評価:4/5 この作品は誰でも知っている日本の昔話の裏側で誰かが殺され、その犯人を突き止めるちょっと変わった短編推理小説である。一寸法師、花咲じいさん、鶴の恩返し、浦島太郎、桃太郎の五…
「以前、違う作品で読んだことがあるなあ」というのが正直な私の感想だった。 個人評価:4/5 この作品はいわゆるお仕事小説で、書店で働く女性がピントのずれている店長にイライラさせられながらも、日々の仕事に奮闘する物語である。 客側からはよく分か…
彼女の考え方には納得だが、出刃包丁を持った人に追い回されたくないなあ。 個人評価:3.5/5 この作品の著者は小説家であり着物デザイナーでもある多才な女性である。宇野千代という名前はハンカチなどの小物に宇野千代デザインと書いてある商品がたまに…
著者は人生に希望は「ない」という。私は「えー、なんでよー。」と声をあげて驚いた。 個人評価:5/5 この作品はたまたま実家にあったので読んでみたのだが、まず表紙にある「100万部突破!」ということに驚いた。 調べてみるとこの作品が発行されたの…
私はこの作品は女性必見の物語だと思う。 個人評価:5/5 この作品は第二次世界大戦が始まってしばらくたった頃、イギリスの海辺の小さな町に疎開してきた18歳の女の子が色々な人物に出会い成長する物語だった。(庭はほぼ出てこない) 疎開先の屋敷には…
孤児たちのお世話と、クセの強い「敵さん」のお世話、大変だけど頑張れサリー! 個人評価:4/5 この作品は先日読んだ「あしながおじさん」の続編で、前作の主人公ジュディの友人のサリーがジュディの育った孤児院の院長になり、孤児たちの生活環境の改善…
色々な良い作品のエッセンスを濃縮して読めた。「エンジェル」が男前でかっこいい!! 個人評価:5/5 この物語は日本ではあまり有名ではないと思われるが、アメリカでは大ベストセラーになった小説らしい。私はたまたま読んでみたのだが、これは日本でも…
手紙たくさん読んだ今では、ジュディのことをなんでも知っている友達の気分だ。 個人評価:4.5/5 この作品は以前テレビで放送していたハウス食品世界名作劇場の「私のあしながおじさん」の原作である。 私はアニメの方はすでに観ておりストーリーは知っ…
物語のジャンルによって「読むか、観るか」は使い分けた方が良さそうだ。 個人評価:4/5 この作品は、前作「龍のすむ家」の続編だが、ものすごく先が気になる展開で面白かった・・・前半までは。後半も面白かったとは思うが、色々なことが同時に起こりす…
次巻を読んでも「龍ってよくわからない」という結末にならないかが心配である。 個人評価:3.5/5 私は以前から龍という存在が好きなので、題名から龍が大活躍するのかと思ってこの作品を読んでみたのだが、龍ではなく、なぜかリスがたくさん出てくる作品…
誰かと食べるか、誰かを想いながら食べるということは、美味しさだけでなく幸せも増幅するらしい。 個人評価:4/5 この作品は「ハライ」というおいしくてどこか懐かしい雰囲気のレストランに予約をした人々の、それぞれが予約した経緯を描いた短編集であ…
全体が大きな薄暗い森の中を迷いながら歩いている雰囲気で、タイトル通りの作品だった。 個人評価:4/5 この物語はピアノの調律師になった青年の物語だということは読む前から知っていた。しかし私はピアノを習っていなかったので、ピアノの調律というも…
リンゴとタマネギの炒め物とは一体どんな味なのだろう。 個人評価:4.5/5 大草原の小さな家シリーズの最後は、後にローラの夫となるアルマンゾの少年時代の物語である。アルマンゾの家は大きな農場を営んでおり、大きな畑を持っていて、牛、馬、羊などの…
将来の夫アルマンゾの粘り勝ちの愛の物語だった。 個人評価:4.5/5 「この楽しき日々」は、ローラが16歳~18歳の頃、無事に教員試験に合格し、教師として日々奮闘する姿と将来の夫となるアルマンゾとの愛の物語だった・・・と言いたいところだが、ア…
ローラも現代の中学生とまったく変わらない青春を送っていた。 個人評価:4.5/5 前回の「大草原の小さな家」シリーズの続きとして、ローラが14歳~16歳頃からの物語「大草原の小さな町」を読んだ。この作品はローラがクラスでの流行にのったり、クラ…
トウモロコシのスーザン・・・けなげなローラがとにかくかわいい!! 個人評価:5/5 私は子供の頃にテレビで「大草原の小さな家」をよく観ていた。昨年BSで再放送をやっていたので、毎週かかさず観ていたのに、なぜか突然終了し、不満に思っていたとこ…
切なすぎて、読んでいて「もお~何でよ~。」と何度つぶやいたことか。そして「盛(もり)」に苦しんだ。個人評価:4.5/5 日本史で習った本シリーズ第3弾は平家物語である。私の事前知識は今回もほとんどなく、平安時代に源氏と平家が争った結果、源氏…
う~ん、やはり超大作を1冊にまとめるには無理があったか・・・。個人評価:4.5/5 前回の南総里見八犬伝が原作の前半のみの内容だったので、続きを読むべく原作の約100巻を200ページにまとめた本作を読んでみた。感想は、「う~ん、やはり超大作…
今後旅行先などで神社に参拝に行く際は、祀られている神様にも注目してみようと思った。個人評価:4/5 前回ギリシャ神話を学び、日本の神話に興味を持ったので、古事記をやさしく解説している今作を読んでみた。「古事記」とは日本史に出てくる単語として…
壮大な宇宙を考えると人間はちっぽけな存在だけど、一生懸命生きることが私たち人間の一番大事なことだと思った。個人評価:4/5 三軒茶屋星座館シリーズいよいよ最終巻の今作は、ハードボイルド感満載のハラハラドキドキの連続の話だった。 月子の本当の…
月子の本当の父親がこの物語の最後にいきなり現れ、大きな衝撃をうけた。個人評価:4.5/5 三軒茶屋星座館シリーズ3冊目の今作は、悲しい別れの話だった。星座館のひとつ下のフロアにあるオカマバーのママのリリーちゃんが薬物依存の彼に刺され、亡くな…
しかしなんでギリシャ神話の人物の名前にときめくんだろう。我ながら謎である。個人評価:4.5/5 しばらくブログが滞ってしまった。SFの作品2冊にチャレンジしてみたが私には合わなかったようで、なかなか読み進めることができず、途中で2冊とも挫折…
心から幸せになるには、安易に妥協したり楽な道に逃げずに、自分の心に真摯に向き合うことが大切なのだ。個人評価:4.5/5 この物語はジェイン・エアという1人のイギリス人女性の半生を描いた作品で、文庫本1500ページもの大作であるが、とても面白く読…
世界観がダークで、とにかく設定が奇抜で先が気になってしょうがない展開だった。個人評価:4/5 この物語はふたつの大きな事件をテーマに、それに関わった様々な人々を描いた連作短篇集である。世の中を悲観し死を選ぶことにした人々が集まり、トランプで…
“ワタセケ”の六女の長子(ながこ)と姑の本間のお母さんのバトルが名場面!個人評価:4/5 最近読んでいる本で面白いと思う作品がイギリス文学に多いので、イギリス文学の名作と言われる本作を読んでみた。この本の世間の前評判はテレビドラマの「渡る世間…
何この神話、まじウケるんですけどー。個人評価:4.5/5 私は昔から星の世界が好きである。プラネタリウムも好きだし、ペルセウスとかアンドロメダというフレーズを聞くとなぜがキュンとする。しかしなぜか星座や星々について何度プラネタリウムで解説を…