2019-01-01から1年間の記事一覧
今後旅行先などで神社に参拝に行く際は、祀られている神様にも注目してみようと思った。個人評価:4/5 前回ギリシャ神話を学び、日本の神話に興味を持ったので、古事記をやさしく解説している今作を読んでみた。「古事記」とは日本史に出てくる単語として…
実際のギリシャ神話は星座だけではなく、ヨーロッパ文化全体に大きく関わっていることがわかった。個人評価:4.5/5 前回読んだ三軒茶屋星座館シリーズでギリシャ神話について興味を持ったので、本作を読んでみた。作者がギリシャ神話の学者ではなく、小…
壮大な宇宙を考えると人間はちっぽけな存在だけど、一生懸命生きることが私たち人間の一番大事なことだと思った。個人評価:4/5 三軒茶屋星座館シリーズいよいよ最終巻の今作は、ハードボイルド感満載のハラハラドキドキの連続の話だった。 月子の本当の…
月子の本当の父親がこの物語の最後にいきなり現れ、大きな衝撃をうけた。個人評価:4.5/5 三軒茶屋星座館シリーズ3冊目の今作は、悲しい別れの話だった。星座館のひとつ下のフロアにあるオカマバーのママのリリーちゃんが薬物依存の彼に刺され、亡くな…
しかしなんでギリシャ神話の人物の名前にときめくんだろう。我ながら謎である。個人評価:4.5/5 しばらくブログが滞ってしまった。SFの作品2冊にチャレンジしてみたが私には合わなかったようで、なかなか読み進めることができず、途中で2冊とも挫折…
心から幸せになるには、安易に妥協したり楽な道に逃げずに、自分の心に真摯に向き合うことが大切なのだ。個人評価:4.5/5 この物語はジェイン・エアという1人のイギリス人女性の半生を描いた作品で、文庫本1500ページもの大作であるが、とても面白く読…
どうやら天才と呼ばれる画家は、一般人とは魂の住んでいる世界が異なっているらしい。個人評価:3.5/5 この作品は画家のゴーギャンをモデルに、ある画家の半生を描いた物語である。実際のゴーギャンの半生とは異なる面も多いとのことだが、画家という存…
学校の授業で地理を学ぶより、世界各地の作家が書いた小説を読んだ方が、その国の色々な面を知ることができる。個人評価:3.5/5 私が小説を読むようになって約2年半だが、初めてのイタリア文学である。この作品は日本の星新一の作品に雰囲気が似ていて…
世界観がダークで、とにかく設定が奇抜で先が気になってしょうがない展開だった。個人評価:4/5 この物語はふたつの大きな事件をテーマに、それに関わった様々な人々を描いた連作短篇集である。世の中を悲観し死を選ぶことにした人々が集まり、トランプで…
“ワタセケ”の六女の長子(ながこ)と姑の本間のお母さんのバトルが名場面!個人評価:4/5 最近読んでいる本で面白いと思う作品がイギリス文学に多いので、イギリス文学の名作と言われる本作を読んでみた。この本の世間の前評判はテレビドラマの「渡る世間…
10月初めにわずかに切れ込みの入った葉っぱが開いたモンステラ。先日ついに本格的に切れ込みの入った葉っぱが開きました。モンステラと言えばこれよ、これ!! 葉っぱが完全に広がるのが待ちきれず、触ってたらちょっと破けてしまった・・・ ankolemon.hat…
何この神話、まじウケるんですけどー。個人評価:4.5/5 私は昔から星の世界が好きである。プラネタリウムも好きだし、ペルセウスとかアンドロメダというフレーズを聞くとなぜがキュンとする。しかしなぜか星座や星々について何度プラネタリウムで解説を…
物語の王道とはまったく異なる雰囲気の結末だった。個人評価:4.5/5 この物語はオードリー・ヘップバーン主演の映画「マイ・フェア・レディ」の原作である。戯曲のためほとんど登場人物のセリフとト書きで構成されており、偏屈な言語学者が言葉遣いの悪…
物語を純粋に楽しむためには「名作である」という先入観は不要である。個人評価:3.5/5 児童文学の名作と言われている物語だったのでかなり期待していたが、私には「普通のお話」だった。ある日少年が宝の隠されている島の地図を見つける。その島に舟で…
海が本当に生活の一部になっている人のみが知る、本来の海の姿を表現している作品だった個人評価:4.5/5 この物語は海辺の村に住む少年が、ふと思い立って手紙を入れた瓶を海に投げ、誰かが拾ってくれるのを待つストーリーなのだが、その少年を通して海…
ケーキを両手で鷲掴みにして食べたいだなんて言っちゃいけません。個人評価:4.5/5 この2つの作品は洋菓子職人(パティシエ)とチョコレート菓子職人(ショコラティエ)の物語で、読後、スイーツに関して少し考え方が変わったような気がした。 私は甘い…
スナックひばりに行ってゴンママに相談したい!!個人評価:5/5 前回の同じ作者の物語の後味が良くなかったので、前評判が良かった今作を読んでみた。この作品は身長2メートル&スキンヘッド&マッチョ&ゲイ&オネエ言葉の「ゴンママ」とトレーニングジ…
騙すならもっと悪い顔全開でやってほしい!!個人評価:4/5 今までに読んだこの作者の物語は、風景描写がキレイで読後感が爽やかなものが多かったのでそれを期待していたのだが、この作品は少し違った。 いじめを受け不登校になった女子中学生とその家族…
「メリークリスマス!」の一声で、その1年が幸せになる。個人評価:4/5 この話はお金もうけのことばかり考えて、ケチでみんなに嫌われているスクルージさんが、ある日クリスマスの精霊に自分や自分に関する人たちの過去、現在、未来のクリスマスを見せら…
私はジーキル博士の脳内は、最初からほぼハイド氏だったように感じた。個人評価:4/5 突然だが私はミュージカル俳優の石丸幹二さんが好きだ。その石丸さんが以前ミュージカルで演じた「ジキル&ハイド」という演目の中に「時が来た」という歌がある。ミュ…
以前にハーブ園で苗で買ったローズマリー。大きくなっては枝を切り、バスソルトにしてみたり、そのままお風呂に入れたりして香りを楽しんでいた。 ふと思い立って、昨年には初めて挿し木をしてみた。うちのローズマリーは母親ということでローズ・ママ、挿し…
あの独特なメロディーがしばらく頭から離れなかった。個人評価:5/5 この小説が元となった劇団四季のミュージカル「オペラ座の怪人」の世界観が大好きなので、原作も読んでみた。前半はなかなか話が進まないのだが、中盤からは怒涛の展開でぐいぐい話に引…
抜群におもしろい!!今まで読んできた物語の中で一番好きな作品かもしれない。個人評価:5/5 この作品は今まで読んできた物語の中で、一番お気に入りといっても過言ではないものだった。資産家の冷静沈着なフォッグ氏と陽気な執事のパスパルトゥーがひょ…
後になってからそれが大事なものだったと気づく・・・私もそんな日々な気がする。個人評価:4/5 この小説が原作となった映画は、テーマ曲の「ムーンリバー」とオードリー・ヘプバーンがヒロインであることは知っていたけど、観たことがなかったので原作を…
もし自分が漂流することになったら、絶対優秀な技術者の人と一緒にいたい!!個人評価:5/5 「海底二万里」の続編。読む前はすごく分厚い本なので躊躇したが、ネモ船長の過去がわかるということなので頑張って読むことにした。 実際読み始めるとストーリ…
一見すると無駄のようなことでも、心の健康にはとても大切であることが学べた。個人評価:4.5/5 児童文学の名作と言われている作品だったので読んでみたが、これは児童文学というより現在の大人が読むべき本だと思った。 出だしはのんびりした雰囲気だっ…
良かれと思ってやったことでも、相手にとっては大きなお世話になることもある。個人評価:4/5 ジブリ映画の「借りぐらしのアリエッティ」の原作。小人の暮らしは人間の物を「借りる」ことで成り立っているが、その借りてきた物の活用方法が面白い。また小…
うちの近所の長さ20メートルくらいの脇道では、毎年6月頃になるとタチアオイがたくさん咲きます。花の色が色々あって花びらが一重のものと八重のものがあり、とてもキレイなのです。 そこで昨年9月にうちのベランダでも種をまいてみたところ、今年の6月に…
今までの漂流もののイメージを覆す作品 個人評価:3.5/5 ジュール・ヴェルヌの短編作品。最初設定が突飛でちょっと苦手かなと思ったけど、途中から面白くなった。ある学者が人類の進化論を調べていたら、進化の途中経過もなく突然人類が現れたことに気が…
ネモ船長ってクールでカッコいいのかなと勝手に思ってたけど、結構くせの強い人だった。個人評価:4.5/5 ディズニーシーにあるアトラクションの原作。ひょんな事から潜水艦ノーチラス号の船長のネモ船長と、海底の旅をする事になった海洋学者と助手の話…