2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書感想文:ネタバレあり】あしながおじさん 作:J・ウェブスター

手紙たくさん読んだ今では、ジュディのことをなんでも知っている友達の気分だ。 個人評価:4.5/5 この作品は以前テレビで放送していたハウス食品世界名作劇場の「私のあしながおじさん」の原作である。 私はアニメの方はすでに観ておりストーリーは知っ…

【読書感想文:ネタバレあり】龍のすむ家Ⅱ 氷の伝説  作:クリス・ダレーシー

物語のジャンルによって「読むか、観るか」は使い分けた方が良さそうだ。 個人評価:4/5 この作品は、前作「龍のすむ家」の続編だが、ものすごく先が気になる展開で面白かった・・・前半までは。後半も面白かったとは思うが、色々なことが同時に起こりす…

【読書感想文:ネタバレあり】龍のすむ家  作:クリス・ダレーシー

次巻を読んでも「龍ってよくわからない」という結末にならないかが心配である。 個人評価:3.5/5 私は以前から龍という存在が好きなので、題名から龍が大活躍するのかと思ってこの作品を読んでみたのだが、龍ではなく、なぜかリスがたくさん出てくる作品…

【読書感想文:ネタバレあり】チョコレート工場の秘密  作:ロアルド・ダール

映画の方がよりチョコレート工場の色鮮やかで不思議な世界がうまく表現できていると感じた。 個人評価:4/5 この作品は映画「チャーリーとチョコレート工場」の原作である。 私は映画の方は以前観たことがあったので映画と小説を比べると、映画の方がより…

【読書感想文:ネタバレあり】誰かが足りない  作:宮下 奈都

誰かと食べるか、誰かを想いながら食べるということは、美味しさだけでなく幸せも増幅するらしい。 個人評価:4/5 この作品は「ハライ」というおいしくてどこか懐かしい雰囲気のレストランに予約をした人々の、それぞれが予約した経緯を描いた短編集であ…

【読書感想文:ネタバレあり】羊と鋼の森  作:宮下 奈都

全体が大きな薄暗い森の中を迷いながら歩いている雰囲気で、タイトル通りの作品だった。 個人評価:4/5 この物語はピアノの調律師になった青年の物語だということは読む前から知っていた。しかし私はピアノを習っていなかったので、ピアノの調律というも…

【読書感想文:ネタバレあり】農場の少年  作:ローラ・インガルス・ワイルダー

リンゴとタマネギの炒め物とは一体どんな味なのだろう。 個人評価:4.5/5 大草原の小さな家シリーズの最後は、後にローラの夫となるアルマンゾの少年時代の物語である。アルマンゾの家は大きな農場を営んでおり、大きな畑を持っていて、牛、馬、羊などの…

【読書感想文:ネタバレあり】この楽しき日々  作:ローラ・インガルス・ワイルダー

将来の夫アルマンゾの粘り勝ちの愛の物語だった。 個人評価:4.5/5 「この楽しき日々」は、ローラが16歳~18歳の頃、無事に教員試験に合格し、教師として日々奮闘する姿と将来の夫となるアルマンゾとの愛の物語だった・・・と言いたいところだが、ア…

【読書感想文:ネタバレあり】大草原の小さな町  作:ローラ・インガルス・ワイルダー

ローラも現代の中学生とまったく変わらない青春を送っていた。 個人評価:4.5/5 前回の「大草原の小さな家」シリーズの続きとして、ローラが14歳~16歳頃からの物語「大草原の小さな町」を読んだ。この作品はローラがクラスでの流行にのったり、クラ…

【読書感想文:ネタバレあり】小さな家のローラ  作:ローラ・インガルス・ワイルダー(絵・訳:安野 光雅)

トウモロコシのスーザン・・・けなげなローラがとにかくかわいい!! 個人評価:5/5 私は子供の頃にテレビで「大草原の小さな家」をよく観ていた。昨年BSで再放送をやっていたので、毎週かかさず観ていたのに、なぜか突然終了し、不満に思っていたとこ…

【読書感想文:ネタバレあり】平家物語  作:行長入道(著:山下明生)

切なすぎて、読んでいて「もお~何でよ~。」と何度つぶやいたことか。そして「盛(もり)」に苦しんだ。個人評価:4.5/5 日本史で習った本シリーズ第3弾は平家物語である。私の事前知識は今回もほとんどなく、平安時代に源氏と平家が争った結果、源氏…