【読書感想文:ネタバレあり】ゲド戦記シリーズ①~⑥ アーシュラ・K・ル=グウィン作

人生について考えるきっかけをたくさんくれる良い物語だった。
個人評価:4/5


 ジブリ映画の「ゲド戦記」は内容がよく理解できず、良い印象がなかった。でもこの原作はとにかく世界観が壮大で、「アースシー」というこの物語の舞台設定が素晴らしかった。

 1巻の「影との戦い」はハリーポッターに似ていて読んでいてワクワクする。2巻の「こわれた腕環」は突然自由を手に入れた主人公の戸惑いが描かれていて自由について考えさせられた。

 そして4巻の「帰還」が特に好みだった。4巻の「帰還」は、魔法使いが世界を救ってめでたしめでたしとなった後、その戦いで自分の魔力がなくなりただの人間になってしまったヒーローのその後の人生がどうであるかという内容になっていて、色々考えさせられた。

 ゲド戦記は全体的に若干内容が重く暗い場面も多いし、ストーリーが長いので読むのに苦労するが、人生について考えるきっかけをたくさんくれる良い物語だった。

 

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2019.1.5~1.16読了 1巻はハリーポッターホグワーツみたい

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特に1、2巻は作中の地図を見ながら読むと面白い

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3巻がジブリ映画の原作。なんであえてこの巻を選んだんだろう・・・。

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4巻からテルーが出てくる。この表紙暗い!!

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5巻は外伝。アースシーの色々な人々が描かれている。

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6巻まで読んでも竜についてよくわからない。神秘の存在だね。