【読書感想文:ネタバレあり】三軒茶屋星座館~夏のキグナス~ 作:柴崎 竜人
しかしなんでギリシャ神話の人物の名前にときめくんだろう。我ながら謎である。
個人評価:4.5/5
しばらくブログが滞ってしまった。SFの作品2冊にチャレンジしてみたが私には合わなかったようで、なかなか読み進めることができず、途中で2冊とも挫折してしまったのだ。そこで以前読んで面白かった「三軒茶屋星座館」の続編を読むことにした。
タイトルの「夏のキグナス」というフレーズだけでキュンとする。でもキグナスって何?と思っていたら、白鳥座のエピソードに出てくるギリシャ神話の人物の名前だった。その他に今作ではヘラクレスがたくさん活躍する。しかしなんでヘラクレスやペルセウス、ポセイドンなどギリシャ神話の人物の名前にときめくんだろう。我ながら謎である。
今作も星座に関する神話と登場人物達のエピソードの絡み方が絶妙であっという間に読んでしまった。私の誕生日の星座の獅子座のエピソードも知ることができて面白かったが、前作ではわからなかった主人公の和真と弟の創馬、創馬の連れ子?の月子の謎がどんどん明らかになってきて、続きが気になってしょうがない。
つまらない本は読んでも読んでもなかなか進まないが、面白い本はものすごい勢いで読めるものなんだなぁとつくづく感じた。