【映画感想文】南極料理人

この作品を見て「男子って良いなあ!」と感じ、男子に憧れてしまった。

個人評価:4.5/5

 この作品は南極観測隊8人の男たちの日常を描いた物語である。

 観測の苦労などは特に描かれず、8人以外に生き物が何もいない「孤独」と、代わり映えのしない毎日で「ヒマ」を抱えた人間が唯一のよりどころとする食事の風景がたくさん描かれる。

 マイナス50度にもなる南極では、仲間と仲良く暮らさなければケンカをしても外に出ることもままならず、どこにも逃げ場はない。性格などが違う人間が狭く閉鎖的な空間で一年以上一緒に過ごすのは相当なストレスを感じるだろう。

 しかしみんなで三食一緒にご飯を食べると険悪な雰囲気も和らぐのか、最終的には同じ釜の飯を食い、苦楽を共にした8人は家族同然の仲になっていた。

 食事以外にも8人が野球したりマージャンしたり、酒を飲んだりケンカしたりする場面があった。

 男ってすぐ服脱ぐし、バカなことしても許されるし、いつでも全力だし、本当に楽しそうだなあと思った。そして男の友情はウソ偽りがなく、全てをさらけ出している感じがしてなんだか気持ちいいなあと感じた。

 この作品を見て料理がどうこうというよりも「男子って良いなあ!」と感じ、男子に憧れてしまった。

 

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2020.5.8鑑賞終了

 

【植物たち】西洋オダマキ

 昨年の春に種をまいて育てた西洋オダマキ。その種の袋には色々な色の花が咲くと書いてあり、昨年はエンジ×黄色、赤×黄色、黄色、ピンク×白の4種類が咲いた。

 昨年の夏前に花が終わってからも多年草であるため次の年も花を咲かせようと思い、暑い夏と寒い冬をどうにか乗り越えさせた。そしていよいよ今年も花の時期がやってきた。

【エンジ×黄色、赤×黄色、黄色】・・・昨年もよく咲いていたが、株が大きくなったのか昨年よりも茎が長く蕾も数も多い。

【白】・・・昨年は株の育ちが悪く花が咲かなかったが、今年はとてもきれいに咲いている。

【ピンク×白】・・・昨年はよく咲いたが、今年はまだ茎が育ち切っておらずまだ咲く気配がない。

 

 実はうちにはもうひとつ咲く色がわからないオダマキちゃんがいるのである。今年咲いた【白】同様、昨年は株の育ちが悪く花が咲かなかった子である。

 私は本当は青か紫のオダマキの花が欲しかったので、この子に昨年「君が青か紫だといいなあ」と声をかけていたのだ。おそらくそれをプレッシャーに感じ、昨年は花を咲かせなかったように思う。そして今年もまだ茎が育ちきっていない。

 しかし茎が育つ気配はあるので、あまりプレッシャーをかけすぎずあたたかい目で成長を観察していきたいと思う。

 

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現在咲いてる4色のオダマキ

 

【テレビ感想文】Bejeweled Fishes

私のイチオシはイエローリボンスイートリップスちゃん達

個人評価:3.5/5

 これは南国の珊瑚礁に住む魚たちをただただ鑑賞する番組である。そしてタイトル画面に映っている黄色のボーダー柄の魚が私のイチオシである。

 一匹でいると「ちょっとブサイクで派手な魚だなあ」という印象だが、群れで同じ方向を見ながら一ヶ所にとどまっている様子は、分厚いピンク色の唇がたくさん集まっていて「なんだか妙にかわいい!!」と一気に私のお気に入りの魚になってしまった。

 名前を調べると「イエローリボンスイートリップス」という魚で、フィリピンなどでスキューバダイビングをすると見ることができるらしい。

 名前の中に“スイートリップス”という単語が入っているということは、名付けた学者さんもこの分厚いピンクの唇に魅了されたのであろう。そしてこの番組の制作者もおそらくこの魚が好みで、タイトル画面にも使っているし、番組の中にも何回もこの魚を登場させている。

 あぁ、機会があれば水族館で実際にこの魚の群れを見てみたいなぁ。

 

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2020.5.6鑑賞終了  タイトル画面




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たまらない唇と存在感

 

【テレビ感想文】Whales

登場する3種類のクジラは、見た目も生態も大きく異なるらしい。

個人評価:3.5/5

 この作品はザトウクジラとマッコウクジラシロナガスクジラが海中で過ごす様子をただただ眺める番組である。

 ナレーションや字幕は無く、あとは上下左右すべてが青の海の中、クジラが漂っているのである。3種類のクジラはそれぞれ見た目も生態も大きく異なるらしいことが学べた。

 ザトウクジラは見た目がイルカに似ていて仲間同士で行動し、海の比較的浅いところに住んでいる様子が一番私好みのクジラだった。クジラ同士が発する「キュイ、キュイ」という鳴き声もかわいらしい。

 しかしマッコウクジラはそれとはちょっと違う印象のクジラだった。マッコウクジラは海中の深いところで過ごすため、一度海面で呼吸した後、頭を下にして体を垂直ながら潜水していく。それが複数のクジラで行われる様子はかなりシュールだった。

 クジラは大きな体を横にして泳いでいる姿はゆったりしていて見ていて和むのだが、黒い体を縦の状態にしながら暗い深海に沈んでいく様子は穏やかではなかった。

 あと「そんなの当たり前ですけど!」とお思いだろうけど、シロナガスクジラは白っぽいって皆さんはご存知だろうか?

 私はなぜか今まで白いクジラは八景島シーパラダイスにいるシロイルカベルーガ)ぐらいしかいないと思っていて、シロナガスクジラは名前に“シロ”がついているのに黒いクジラだとずっと勘違いしていた。

 私が今までシロナガスクジラはこうであるとイメージしていた黒い大きなクジラは、調べたところ「ナガスクジラ」と言い、別の種類のクジラだったことが今回判明した。

 私は間違ったことを長い間真実だと思い込んでしまうことがよくあるので、折を見て本や映像、人との会話から自分が持っている知識の確認をする必要があるなあと思ったのであった。

 

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2020.5.5鑑賞終了

 

【映画感想文】君の膵臓をたべたい

本人ですら気づいていないその人の良い点を見つけられる人に私もなりたい。

個人評価:4.5/5

 この作品は膵臓の病気で余命が1年もない女子高生と、偶然その子の闘病日記(共病文庫)を拾った地味なクラスメイトの男子との交流の物語である。

 私はこの作品の原作本を読んでいたのだが、映画の方が感動した。地味な男子役の青年がとても演技がナチュラルで良かったので、その彼にすんなりと感情移入することができたのだ。

 女の子は人と接することが大好きで、人を愛し人から愛される子であるが、男の子は人と接することが苦手で一人で本を読んで過ごすことが多く、友達もいない。そんなまったく性格が違う二人がお互いに個性を認め合い、惹かれあう。

 一人で過ごしている男の子は普通の人から見れば「何考えているのかわからない根暗なヤツ」と思われがちだが、この女の子は「他人に左右されない自分をしっかり持っている人」と感じていたようだ。

 「君の膵臓がたべたい」とは、「君のような人に憧れる。君のような人になりたい」という意味だと私は捉えているが、「どんなに明るく元気な子にも悩みはあり、他人に憧れるんだなあ」と感じると同時に、本人ですら気づいていないその人の良い点を見つけられる人に私もなりたいと思った。

 

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2020.5.4鑑賞終了

 

【テレビ感想文】Forests of the Sea/葛西臨海水族園の世界/上野動物園の世界

リラックスしつつ小さな発見もできて、良い時間を過ごせた。

個人評価:4/5

 最近、家に余っている手芸用品を使って小物を作ったり刺繍を楽しんだりして過ごしていることが多い。その際に音楽を流すような感覚でこれらの作品を観てみた。

 「Forests of the Sea」は北アメリカ大陸周辺の海中が舞台で、ナレーションや字幕もなく、淡々と海中の大きな昆布などの海藻やその周辺の魚などを映した作品である。

 海底から垂直に大きな昆布が立ち並ぶ光景はまさに海の中の森のようで、その森で魚やアシカが戯れる様子は、観ていてとてもリラックスできた。

 特にアシカがその森の中で岩についたコケを食べたり、海藻を引っ張って遊ぶ様子は、私たちが見慣れた水族館で陸の上をヨチヨチしながら芸をしているアシカとは大違いでとても機敏でイキイキしていた。

 前びれを翼のように広げて泳ぐ様子はまるで海中を泳ぐ鳥といった雰囲気で、私の中のアシカの概念が覆った気がした。

 「葛西臨海水族園の世界」と「上野動物園の世界」は、それぞれの施設にいる生き物たちを穏やかに解説していく番組である。

 葛西臨海水族園編は、地味な生物や海藻類もしっかりと解説してくれたので、実際にこの水族館に行ったら素通りしてしまうであろう小さな生き物にも興味を持つことができた。

 上野動物園編では日本猿が「北限の猿」と呼ばれる世界で一番北に生息している猿であるということを学んだ。私達日本人にはありふれた猿でも南の国の人たちには貴重な猿なのかもしれないなあと思った。

 「さあ、この番組を観よう!」と意気込んで観る雰囲気ではない作品たちだが、何か作業をしながら観るなら、リラックスしつつ小さな発見もできて、良い時間を過ごせると思う。

 

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2020.5.2鑑賞終了 昆布をフューチャーするって斬新!!

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葛西臨海水族園にペンギンもいたとは知らなかった!

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上野動物園には世界三大珍獣がいるらしい

 

【テレビ感想文】バーチャルプラネタリウム

やっぱり宇宙は規模が違うなあ。

個人評価:4.5/5

 この作品は春夏秋冬の夜空に浮かぶ星座や星々を、ギリシャ神話や星に関する豆知識を交えてプラネタリウムのような穏やかなナレーションで紹介する番組である。

 私は以前星座やギリシャ神話に関する本を読んだので、少しは星の知識がついているかと思って自分に期待して観ていたが、残念ながら星の知識はほとんど身についていなかった。

 秋の星座のアンドロメダ座の「大クジラの被害から国を守るために生贄にされたアンドロメダ姫が、ペルセウスに助けてもらった」というギリシャ神話については少し覚えていて「知ってる~」と思いながら観ていたが、それ以外はほぼ覚えておらず、有名で何度も聞いたことがあるはずの星の名前もすっかり忘れていた。残念である。

 そしていつものことながら宇宙の壮大さにはびっくりさせられた。

 地球から太陽の次に近い恒星(自ら光る星)のケンタウルス座のα星までの距離は4.4光年らしいが、ロケットで行くとなると、11万年かかるらしい。一番近くてこの距離とは、やはり宇宙は規模が違う。ちなみにその星の調査にNASAが2069年に探査機を打ち上げる予定らしい。

 そして今回一番思ったことは、こんなに広い宇宙なのだから地球外生命体は絶対に存在するはずだということ。でも怖いから会いたくはないな。

 

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2020.5.1鑑賞終了