【読書感想文:ネタバレあり】龍のすむ家 作:クリス・ダレーシー
次巻を読んでも「龍ってよくわからない」という結末にならないかが心配である。
個人評価:3.5/5
私は以前から龍という存在が好きなので、題名から龍が大活躍するのかと思ってこの作品を読んでみたのだが、龍ではなく、なぜかリスがたくさん出てくる作品だった。
陶器で龍の置物を制作している母娘の家の物語で、陶器の龍がいつ本物の龍として活躍し始めるのかと先が気になりつつ読んでみたのだが、ほとんど龍は陶器の状態のままで活躍せず、代わりに庭に住んでいるリスに関する騒動が巻き起こるストーリーとなっていた。
どうやらその家の母娘は、大昔に世界最後の生き残りの龍と関わりをもった少女の子孫で、その子孫たちが作った龍は普段は陶器の状態だが実は命を宿している・・・?みたいな物語のようだが正直よくわからなかった。
次巻でもっと詳しくその龍たちの秘密がわかるかもしれないので、続きを読んでみるつもりだが、以前「ゲド戦記」で感じたように龍って結局よくわからないという結末にならないか今からとても心配である。
龍にはまったく関係ないが、この作品にでてくるボニントンというデブ猫がかわいい。次巻にも登場するといいなあ。